日本切手ノート (90)      19.01.16

面白い使われ方

  

 上の画像は、面白い使われ方をしたペアと封筒です。
 左上の画像は和桜青1銭18版25番と33番の縦ペアで、◎岡崎KG三河で消されて
います。
 左下の画像は和桜黄2銭仮名なしタイプⅡの横ペアで、□沼津検査が押されていま
す。この黄2銭は11版(通称2種版3版)といわれていますが、ポジションは確定していま
せん。
 この2点はどちらも1枚が消印漏れとなっていますが、評価はどのように考えたら
良いでしょう?日専戦前編2007によれば、未使用は1銭が14万円、2銭が24万円と
なっています。特殊なものの評価としては、次のような考えがあります。

 ① 未使用+使用済+ペア
 ② 単純に未使用+使用済
 ③ 未使用(使用済は無視)
 ④ この使い方の確認2点につき、独自の評価

 さて、貴方はどのように考えますか?
 このような変則的な使用例として、市田本「桜切手」296ページに右上画像の封筒が
掲載されています。房桜黄2銭の3枚貼の封筒ですが、切手を3枚重ねて貼ったので
上の1枚が脱落してしまい、2枚が未使用の形で残りました。
 お持ちの方以外の評価は千差万別でしょう。

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