日本切手ノート (23)      15.02.10

★ キジ航空切手のエンタイヤ

 戦後初の航空切手として、1950年1月10日にキジの図案の切手が発行された。こ
の時の外国船便は封書の料金が24円で、これに航空料金を加算して航空郵便とし
た。世界を五つの地帯に分け、それぞれの額面の航空切手を加貼したのである。
欧州や米国宛の航空便は多かったが、近隣の東アジア地区の一部や南米、アフリ
カ、オセアニアの一部宛などの手紙は余り多くなかった様である。


 上の画像はニュージーランド宛の航空便で、航空郵便の専門家の一人は、キジ
航空144円を貼ったこの国宛の封書は初めてではないだろうか、と話している。
 2次富士箱根公園24円とキジ航空144円を貼り、

櫛型印/YOKOHAMA/21.3.51./JAPAN
で抹消されている。〇NAPIER-AP 51 NZ
到着印が有り、最終的には転送されて、AUCKLANDへ送られた。
 切手の種類、料金体系、宛先などを考えて集める収集は、欧米に遅れている日本
であるが、今後こういった事を考えながらの収集が必ずや広がって来ると思われ
る。今の内に注意をして目に付いたら入手しておきたいものである。


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