日本切手ノート (86)      18.03.03

3月・4月のオークションより


 手彫切手の人気が今ひとつの昨今ですが、和桜青1銭・通称「青一」の人気は相
変わらずのようです。青一の珍品を探している蒐集家は段々増えていますが、平成
18年3月開催の第474回タカハシスタンプオークションに珍品が出品されているので紹介しま
しょう。
 第20版・33番〜36番・横4枚連で、◎東京/N1B1/7.10.31.夕.の消印が押印されて
います。消印の方向からみて、縦長の小さな封筒の書留使用、または重量便使用
とは思われません。さらに、横型洋封筒の外郵貼とするのは年代的にも無理です。
国内の大型封筒にでも貼ったのでしょうか?何れにしても、横4枚連は好ましいもの
です。それから、横の目打に目がいきました。短器目打19ミリ・11穴と計測されまし
た。松田短器目打11Bだと思いますが。

   

 旧小判オリーブ2銭の不統一印が、平成18年4月開催予定の第475回タカハシスタンプオー
クションに出品予定です。左は両耳付の二重目打も珍しいのですが、それよりも左右
共どこの消印か判りません。有識者のご教示をお願いします。

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