日本切手ノート (73)      17.07.06

★ ドイツ俘虜の絵葉書



 


 

 
最近、絵葉書に注目が集っています。郵便史、文化史など様々な角度から取組む
と、非常に興味深い収集分野のようです。さて、今回、“番外編”として、大正時代に
日本で作成された非常に美しい絵葉書をいくつかご紹介しましょう。なぜ“番外編”
としたのかは、“版元”が日独戦争(大正
3年)で俘虜となり日本各地の俘虜収容所
に収容されていたドイツ俘虜だからです。彼らは、収容所生活の楽しみとして、本国
への挨拶として、また、俘虜作品展覧会では収容所生活の義捐金集めの一環とし
て一般にも製作販売したりしました。デザイン的にも非常に優れたものが多く、文化
史の面からも興味深い物といわれています。日本各地の収容所で各種作成されま
したが、とりわけ板東俘虜収容所のものには美しいデザインのものが多く人気があ
るようです。詳しい歴史背景などは当サイト内の“日独戦争”で取上げています。よ
ろしければそちらもご覧下さい。

 独断と偏見で選んだ板東収容所のドイツ俘虜製絵葉書ベスト5です。クリスマスカ
ード
3種、俘虜製作品展覧会絵葉書2種。

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