日本切手ノート (41)      15.12.10

★ 大桜灰30銭の偽物について U

 日本切手ノート(39)の続きです。



 @とAの矢印の所を見て下さい。この様に四隅の桜の芯が細くなっている物は全
部駄目です。印面内に参考品や模造品とある切手がいけないのは、説明する必要
も有りません。

 
Bの矢印の所を見て下さい。桜の芯は太く力強く、彫ってあります。ここだけ見ると
本物と間違えます。
Cの矢印の所を見て下さい。ここの渦巻きが一重になっていま
す。ここが一重の本物は有りません。しかし、
Cの切手を見た有識者は、目打や紙
の感じ、または消印等でアレレと感じます。切手は不統一印で消してあり(有識者は
静岡の不統一印と間違えます。手彫専門型録に掲載されている『官民往復まとめ
便』が頭に浮かぶと、つい購入してしまって無駄な出費をする事になります。)、桜の
芯は太いし、ついつい間違えそうです。

 
大桜30銭ブッチは、和紙・洋紙共、こんな所に注意して切手を見るようにして下さ
い。

 日本切手ノート(39)の答えですが、
A・E・Fの3枚が本物です。お分かりになりまし
たか?

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