日本切手ノート (34) 15.08.29 |
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★ 「玉六のヨ」が競売に掛かります。 |
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現存6枚といわれる珍品、「玉六のヨ」が競売に掛かる事になりました。 |
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6枚の「玉六のヨ」の内、5枚は所有者が判明しています。何れも手彫切手の大コ レクターのアルバムに収まっていますので、まだ手にしていない大コレクターは、今 回の競売が最後の入手のチャンスかも知れません。 今回の切手は、ルーマニアの故キャロルU世のコレクションに入っていたといわ れ、唯一の未使用ともいわれていました。しかし、現物は朱消を洗った物で、切手の 状態も今一つと言えるでしょう。競売は来る9月4日にドイツで開催されますが、評 価(日本でいう最低値か?)Euro.40,000.(手数料込で約600万円)と表示されていま す。記事の説明がドイツ語なのですが、概略にはこんな事が書かれています。 「1875年発行の橙色6銭仮名15(ヨ)。極小難有。使用済。日本切手で2番目に珍 しい手彫切手で、この他に4枚が知られている。その4枚は、かつてぺプロウ・ブラ イトフス・キャスパリー・小島コレクションに納められていた。1934年に別の1枚が発 表されたともいわれている。この切手は世界的に見ても大珍品で、1945年以降では 2回しか競売にかけられていない。ホルコム鑑定書付。」 今回のこの切手は、過去2度欧州で競売に出て来たが、状態と評価の認識の相 違で2度とも不調に終わっています。(市田No.36) その後6枚目の切手が、1991年に秋の国際展を目がけて郵趣協会の競売で競ら れ、825万円で落札されたのは有名な話です。(市田No.7) 「玉六のヨ」については、『手彫ノートU』の(135)・(136)・(165)をお読み下さい。 手彫について色々書いた『手彫ノートT』・『手彫ノートU』はまだ幾らか在庫があり ますので、この機会にお読み頂けたら幸いです。『手彫ノートT』¥2,000(税・送料 込)・『手彫ノートU』¥3,000(税・送料込)です。 尚、この9月4日の競売では、和桜黄2銭「イ」の未使用も出品されています。評 価・Euro.10,000.ですが、写真で見る限りでは状態の判断が出来ません。 |
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