日本切手ノート (29)      15.06.04

★ 龍切手48文の1枚貼について

 龍切手48文の1枚貼は多くの蒐集家の垂涎の的になっている。

 この料金が適用されたのは
明治4年の8月頃、東京横浜間の特別料金としてであ
り、約3ヶ月間実施されている。その後、
12月頃より主要都市の市内便もこの料金に
なり、暫時、書籍・商品見本・新聞雑誌の基本料金として実施されている。

 
平成15年4月のタカハシ・スタンプ・オークションに、この料金で横浜から東京へ運
ばれた封筒が出品され、話題になった。
下画像の左である。160万円で落札された
が、ブームの頃は300万円前後で取引された事もあるらしい。

 
H15.4.A 横浜東京間 H15.7.A予定 東京横浜間

 類は友を呼ぶと言うが、平成15年7月のタカハシ・スタンプ・オークションに、今度
は東京から横浜宛の龍48文1枚貼の封筒が
出品予定である。オークション誌の発
行に先立ち、
『日本切手ノート』の愛読者に見てもらいたく取上げてみた。上画像の
である。

 この東京〜横浜間・横浜〜東京間の封筒は、それぞれ数通しか記録されていな
い。両方の封筒を所有した事のある蒐集家は記憶にないが、画像だけでも2通並
べて、ひと時の豊かな夢を見て頂きたいが如何であろうか。

 ちなみに、
平成15年7月のタカハシ・スタンプ・オークションに出品予定のこのカバ
ーは、最低値160万円であり、人気を呼ぶと思われる。
他にも、龍切手の名品百数
十点・龍切手のカバー約15点が出品予定である。


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