日本切手ノート (20) 15.01.08 |
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★ 白抜記番の鏡字『マニ三』 |
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日本切手ノート(15)で、大ボタ姫路の鏡字について書いたところ、何人かの方より お便りを頂いた。「俺も持っている」「持っている人を知っている」と言われた人に、現 物又は写真を見せて欲しいと連絡したが、返事はない。だが、この話がボタ印の収 集界で話題になった事は喜ばしい。 鏡字についてはこんな話がある。先年発刊した『手彫ノートT』の(63)の中で、白抜記 番印「マニ三」のフロント・カバーについて書いた事がある。この時は反響が全然なかった。 今回これについて「あれはどうなったか?」「その後を知りたい」との投書もあったの で、再度そのカバーをお見せする。これ以外にはカバーは勿論、単片すら報告が無いの だが、皆さんのコレクションをもう一度見て頂き、何かあったら連絡して頂きたい。 |
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白抜記番が世に出たのは明治8年の頭からだが、すぐに白抜十字も使われてい る。料金・消印から見て、8年9月のこのカバーの消印が、白抜記番や7年末から使わ れた記番印(マニ三は岩代福島)を参考にしたのは間違いあるまい。姿は別にして、 地方製作の不統一印と言った方が正しいかも知れない。 ちなみに、白抜記番印は7局で使用されたと言われているが、次のような印影の 発表もある。(切手趣味昭和26年6月号) ・イ三 = 未詳 ・ヒ一 = 丹波亀岡 ・イリ一 = 備中板倉 ・イリ七 = 備中玉島 この他にもイノ一・ヒ三・シニ八・リ一・ハ一九も報告されている。 |
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