日本切手ノート (127)      21.4.9

新消印か?


 前回の続きです。早速ですが、まず「日本ノート(64)」をご覧下さい。
 その中に、岩代二本松は明治5年7月に開局され、使われた消印として□岩代二本松検査済が最初ではないかと書
いてあると思います。
 ところが、今回の二度使用の封筒には□てん書(局長私印?)の印顆で消してあります。差出は10月7日と筆書きさ
れ、岩代二本松/郵便御用取扱所の朱印が押されています。
 二本松では、上の検査済印の後に○二本松(明治6年11月3日使用とカナイオークションで発表)が使用されているので、
5年10月頃は□てん書、その後検査済印、そして○二本松と続いたと思われます。
 差出地の川俣も5年7月に開局しているので、どうして二本松の局で受け付けたのでしょうか?
 因みに、二本松は安達郡、川俣は伊達郡です。

ご意見・ご感想は当社まで メール でお願い致します。 目次へ